光の柱プロジェクト・その9
今、この画像を見て気がつきましたが、「古宮跡」ではなくて「古宮址」でした。みなさん、大変失礼しましたm(__)m。
私は本当に、ドジでおっちょこちょいです。今回一緒に行った愛知メンバーは、私のドジぶりをいくつも見て、笑撃的だったみたいです。
「ブログを読んでるだけでは、わからなかった 」と、何度も嬉しそうに笑っていました。
ウフフ。まぁいいです。
古宮址に行くまで、私達は何をやるのか知らされていなかったので、緊張していたメンバーもいたと思います。今振り返ると、その緊張をほぐすのに良かったのでは。
さて、私達は高千穂峰の登山口駐車場に到着しました。駐車場すぐそばに、霧島神宮古宮址の参道入り口があるのです。
車から降りると院長は、「ここに来るまでに、霧島という土地全体を見させられたね」と言っていました。ブログを読まれている方は、なんて呑気なことをと思われるかもですが、それもアリだなと思いました。
多分。霧島という土地を体感することと、一般観光客とかち合わないための時間調整と、雨・風・霧を使っての祓い清めもしていたように思います。
参道は500メートル程のゆるやかな登り坂です。歩き始めた時は小雨が降っていたので、傘をさしていきましたが、登り切る頃にはやみました。
ゆるやかとは言っても、登り坂です。一番年上の院長が「こういう坂は、勢いよくザッザッと登るのがいいんだ」と言って元気よく歩くので、私もそうしてみました。
ほぼ登りきったところで、後ろを振り向いて写真を撮りました。
入口を歩き始めた時にはなかった霧が、後ろに立ち込めていました。前方に古宮址が見えてきました。
この頃には、私達の言葉数は少なくなり、それぞれが辺りの様子を味わっていました。
響き渡るのは、カッコウの声だけ。澄んだ空気。少し緊張を感じて、自然と背筋が伸びます。そして、風が私達の後ろを押していました。
坂を登りきったところで院長が、「ここまで誰も息を切らさず、登れたね」と言いました。その時は、その言葉に特に何も思いませんでしたが、あとで一般観光客とすれ違った時、私はハッとすることに。
神籬斎場入口に建つ鳥居をくぐると、古代の様式がそのまま残っていると思われる斎場が。
そこで私達は、横一列に並びました。私達はその日までいつも、「真っ白な心で来なさい」と言われていました。私は何も考えず、かすかな緊張を感じるだけでした。
その後は、しーちゃんの指示に従っていくつかのことを行いました。ますます濃い霧が私達を包みました。言葉を交わすことはほとんどなかったので、五感でいろんなことを感じました。
カッコウやカラスの鳴き声、名前を知らない鳥の声、私の住んでいる地域では聞いたことのない虫の音、濃い霧が運ぶ冷気、実に心地良い風。
私達が行ったことをひとつだけ書くと、一人ずつ前に出て挨拶をしたのですが、4回手を打つようにと言われました。霧島神宮で耳にしたのと同じやり方でした。
この時、もしも一般観光客が訪れたなら、おそらく私達は動揺したでしょうが、私はそういうことは一切ないと確信していました。実際、ことが終わるまで、誰も来ませんでした。
光の柱と言うのは、目にはっきり見えるものではありませんでした。
私は目を閉じて立っていた時、電柱みたいな柱が下から立って、私の下っ腹を突きぬけて上にそびえるのを感じましたが、なぜ体ではなく腹だけでそう感じたのか。
よくわかりませんが、柱を感じられて良かったです。
日常生活では全く味わうことのない、なんとも不思議な時間でした。
全てが終わると、緊張も解け、誰からともなく、わぁーっと感嘆の声が出ました。空には太陽がパァーッと現れ、私達を照りつけました。
その時の気温の暑いことと言ったら
さっきまで私達は、冬のようなひんやり感を感じていたのに。大げさな言い方でなく、短い時間内で四季を過ごしたようでした。
嬉しかったので、また私は太陽にカメラを向けて写真を撮ったら、
私は太陽を撮るのが好きで、思いつくとカメラを太陽に向け、このブログでも何枚も載せてきました。
それらとは、雰囲気の違う写真が撮れました。何枚か撮りましたが、どれもこんなふうでした。
その後すぐ、下からガヤガヤとした声が。バス旅行の団体さんが来ました。入れ替わるように、私達は帰ることに。
そうか。ここは普通に観光地なんだ。ここまで私達は、神さまのはからいで「人払い」されていたのだろう。
バスガイドらしい女性が大勢を目の前に「はい、それではガイドいたします~」というような声を出した、その時です。
神籬斎場を振り向くと、さっきまでの神々しい雰囲気は一切なくなり、見えない壁を上から降ろし、「一観光地」に変わったのがわかりました。これは私だけでなく、みなそう感じました。
おじいちゃん・おばあちゃんの多い団体さんでしたが、たまたま若い女の子二人組とすれ違いました。
片方の女の子が「あ~、疲れたよねぇ」と話していたのです。まだ20代前半だろうに、坂道登って疲れただなんて、私達は全然平気だったわよと思ったのですが。
ん?さっき私達は後ろから押されるように楽に登っていた。でも、女の子達は本当にだるそうな様子だし、本来は、疲れる坂道かもしれない。
帰りの下りの坂道は、どう下ったのか思い出せないほど、私達がそれまで体験したことをしゃべり続けました。
・・・とまぁ、こういう旅内容でした。
さて、お知らせですが、愛知組の一人が家庭の事情により、他の人に代わることになりました。
今後も引き続き、私達が行動したあとはここでみなさんに報告します。応援下さるみなさん、今後もよろしくお願いいたします。
この光の柱プロジェクトは、華やかな表舞台ではなく、裏街道を行くようなもの。以前も綴ったけれど、それで良いです。最後まで、やり遂げます。
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