光の柱プロジェクト・その15
みなさんは、自分の住んでいる地域の一宮をご存じでしょうか。
Wikipedia(フリー百科事典)には、「一宮(いちのみや)とは、ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことである。一の宮・一之宮などとも書く。
・・一宮の選定基準を規定した文献資料は無いとされるが、準公的な一種の社格として機能した。一宮の次に社格が高い神社を二宮、さらにその次を三宮のように呼ぶ。」
「1.原則的に令制国1国あたり1社を建前にした。 2.祭神には国津神系統の神が多く、開拓神として土地と深いつながりを持っており、地元民衆の篤い崇敬対象の神社から選定されたことを予測できる」
等々、解説されています。
私の住んでいるところは、かつては尾張の国でした。尾張の国の一宮は、一宮市にある真清田神社(ますみだじんじゃと読みます)です。
一宮市の名は、真清田神社が一宮だったことに由来しています。
今から6年前、真清田神社の境内で、様々な手作り作家が出店販売するイベントが行われました。どこで知ったか忘れましたが、そのイベントに私も申し込みをし、出店しました。
一度だけの参加でしたが、地元の方がたくさん来て、私自身もとても楽しいイベントでした。多分私は、その時初めて、真清田神社がかつて尾張の一宮だったと意識したと思います。
イベントには車で行ったので、行く前には地図をじっくり見ました。すると、この真清田神社を中心にして道が放射状に広がっていました。まず神社があり、道ができた歴史が想像できました。
私は一宮市の歴史は詳しく知らないけれど、この地域には大きな木曽川があるのと、濃尾平野で広く平らなため、古い時代から人が住み始めたのでは。
日本は国土の7割が山で、現在平らな地域は工業化・都市化が進んでいますが、かつてここは米を作る穀倉地帯だったと思います。
ますみだ、という音からも、澄んだ水と田が豊かにあるのが連想できますね。
真清田神社でのイベントがとても楽しかったので、その後、近くに行く機会がある時は立ち寄るようになりました。境内は広く、歴史を刻んだ本殿には風格を感じます。
と、前置きがすっかり長くなりましたが、松江に行った次の日、私達は瀬戸大橋を渡って香川県高松市に向かいました。
目指したのは、かつて讃岐の国一宮だった田村神社です。田村神社に到着してからのことは、しーちゃんのブログに綴られている通りです。
神社ではあまり撮影しなかったけれど、↑たまたま撮ったこの写真を見ると、龍が彫られた鳥居(にぎやかに龍が巻きついてる)のすぐ内側に布袋様が(七福神の布袋様って、お寺にいらっしゃることが多いと思うけど)。
その奥に鐘つき堂(神仏習合のなごり?)、鐘つき堂を支える4本の太い柱には青龍、朱雀、百虎、玄武が彫られ(鐘つき堂に風水?)、赤い鳥居が幾重にも建てられています。
境内は広いのですが、いろんな石像等が所狭しと並んでいます。
今まで、各地の一宮(奈良(大和国)の大神神社、三重(伊勢国)の椿大神社、尾張の真清田神社、長野(信濃)の諏訪大社、石川(加賀)の白山ひめ神社)に行ったことありますが。
こういうワンダーランド みたいな一宮は初めてでした。
しーちゃんもしめ縄に触れていたけど、こういうテカテカ光るゴールデンなしめ縄って、初めて目にしました。
ビニール製と見て→今時は、わらでしめ縄作るのも高いだろうな→ビニールで作ると安く上がるのかしら→ここではいろんな石像を見たけど、妙にアジアチックと言うか、中国で作ったみたいな石像もあった
→このしめ縄だって、海外で作れば安く上がるわよね→浮いたお金で、石像をバンバン建てたのかしら。不埒と言われそうですが、こういう妄想が思い浮かびました。
讃岐の人は派手好き?阿波や伊予、土佐に負けたくない競争心の結果?四国と言えば、八十八箇所の四国遍路が有名だけど、それと関係あるの?
その後、隣りにある一宮寺へ歩いて行きました。神社に沿った小道を歩くのですが、小道に沿って住宅が何軒かありました。
どぶの臭いがしましたが、住宅と神社の間に沿って、側溝が。神社のすぐそばで、こんなに臭うなんて。
その奥には(神社の裏手だと思う)には、かつて水の湧いた井戸らしい跡があったけど、水は淀んでおり、小さい水草がびっしり浮いていました。
神社裏の水が涸れるって、なんでこういうことになったの?突っ込むのはこれくらいにします。
頭は空っぽにして歩いても、果たしてどこで私達は光の柱を建てたら良いのか。やがて私は1人、みんなから離れ、神社のあちこちを探検しに行きました。
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LOON様。
私もテカテカに光るしめ縄を見て、全く同じ事を
考えていました。(笑)
経費を安く上げて、浮いた分を石像にまわして
いるんじゃないのかなぁ。と、ちょっと引いてしまいました。
あの、四天界さんのブログに書いてあった
回る狛犬の事が気になって仕方がないのですが
私の想像したイメージだとメリーゴーランドが
頭から離れないのですが、もしかして、そうなのですか!?
投稿: ゴールデンハムスター | 2009年9月11日 (金) 07時59分
*ゴールデンハムスターさん
おぉ、同じく考えられたのですね。
それにしても、ワンダーランド化するにはお金がかかるわけで、
どこからお金がわいて出るのだろうと思いました。
>回る狛犬の事が気になって仕方がないのですが
他にも印象的な石像がいっぱいあったので、回る狛犬を
私はよく覚えていません・・☆彡
小さい狛犬で、台座ごとクルクル回っていたような、そんな気がします。
他には・・ 俗っぽい顔した地蔵さんが地面に立っていたり。
干支の十二支の動物は一体ずつ台座に設置され、
動物の下は鐘を鳴らせるようになっていて、
鳴らしてみると、カーーン!!と大きな音が出たり。
お百度参りする人のための回数を数える丸石があったり。
ヤタガラスは、3本足のリアルなカラスの像が、
赤い鳥居の参道の真ん中にあり、通行の邪魔ですので、
そんなところに設置する意味がわかりませんでした。
投稿: LOON | 2009年9月11日 (金) 12時49分
LOON様
もしかすると、その地域に住んでいる人の気質も
あるのかも知れませんね。
これだけ派手々な物がたくさんあると
単に、この神社に住んでいる方の
『趣味』だけではないような気がしてきました。
改めて、ゴールデンしめ縄を見てみると
黄金色を強調する為に、わざとビニール素材に
したような気もするし、おそらく、他の地域では
ゴールデンしめ縄に出会う事はないんじゃないでしょうか?
(多分・・・・・・。)
台座ごと、くるくる回る狛犬って、思わず
海老一染之助・染太郎を思い出してしまいました(笑)
なんで、回されてしまっているんでしょうか
ここの狛犬達は・・・?(汗)
それにしても、インパクトの強い石像がたくさん
あるのですねぇ。
俗っぽい顔した地蔵様って。。。ありえない~!!
ヤタガラスは、もう、ほとんど門番以外の
何物でもないですね。
その奥に行くと、何かお宝でもあるんでしょうか(爆)
投稿: ゴールデンハムスター | 2009年9月11日 (金) 16時08分
*ゴールデンハムスターさん
>もしかすると、その地域に住んでいる人の気質もあるのかも知れませんね。
はい、全くないことはないと思います。
>おそらく、他の地域ではゴールデンしめ縄に出会う事はないんじゃないでしょうか?
あたくしも、同感です。
大体、神様のお社に、石油系原料の素材を垂らすなんて、
ありえ~~~ん!!ことです。
>台座ごと、くるくる回る狛犬って、思わず海老一染之助・染太郎を思い出してしまいました(笑)
本当ですね☆ 狛犬が回る理由は、よくわかりませんでした。
投稿: LOON | 2009年9月11日 (金) 21時20分