8月に福岡、高千穂に行きましたが、9月は島根県松江と香川県高松で、担当のOさんが目指す神社を探し当てました。
どちらも古くから歴史があり、神社も多く、探し当てるにも時間がかかっていました。
1日目は松江です。宍道湖そばの駅に各地から集合しました。私だけ電車で移動し、駅を出ると、福岡から運転してきた院長の車と、飛行機組のタクシーも同時に到着しました。
電車の到着時刻に合わせたからだけど、目の前に車がスーッと来るのを見ていたら、磁石に吸い寄せられて集まったようでした。
松江は、松江市内にある神魂神社(かもすじんじゃと読みます)を目指しましたが、しーちゃんがかなり詳しく書いているので、私はさらっと綴ります。
目指す場所が、まだ神魂神社と決まっていなかった頃。島根と言えば、連想するのは出雲大社でした。
私はこちら方面に旅行したことがなく、出雲大社も訪れたことがないので、出雲大社だと良いなとかすかに期待していたら、全く聞いたことのない神社だったのですが。
「神の魂の神社」とは、すごい名前だと思いました。

写真は石段手前の鳥居です。この右奥に細い小道の階段があり、そちらに魅了されたけれど、初めは本殿に挨拶しようということで、ごつい石段を登り始めました。
が、後で私達は、初めの直感に従って、魅了された小道を歩けば良かったとわかります。そのことを肌で知る、良い経験になりました。本殿が国宝だそうです。
観光地でもあるので、人がいるかもと思っていたら、社務所では地元の方がお茶しながら会話に花を咲かせ、境内は小さい男の子の格好の遊び場になっており、観光者らしい方も数人いました。
予想以上に人がいたので、戸惑いました。
今まで九州では、人が誰もいないところで光の柱を建ててきた。それが今回は、こんなに人がいる。どうしたらいい?どこで建てたらいい?
石段を登ってすぐのところが本殿で、まず全員でここで挨拶したけれど、その後は言葉少なに、それぞれ思うままに境内を散策しました。院長は、携帯でいろいろ写真を撮っていました。
私は、さてどうしたものかと思いましたが。本殿後ろに、末社の小さいお社が横1列にいくつも並んでいたので、端から1つずつ挨拶することにしました。
向かって左から挨拶し始めましたが、あるお社の後ろに洞穴がありました。ちょっと気になるところでした。
お社に挨拶しても、特に何も感じるものはなかったので、洞穴の前に行きました。OさんやAさんもここに集まっていました。
チャレンジャーな私は、洞穴そばまでゆっくり近づき、中をのぞいてみました。私は何も見えなかったけれど、何かと目が合った感じはしました。
ただ、それが良いものか悪いものか、あまり判断できないでおり、「片手が引っ張られる」と言うOさんがそれを何かのサインと思い、目を閉じてそこに立ち続けたので。
他のメンバーは彼女を囲むようにして、しばらく黙って立っていました。
でも。九州で感じたあの爽やかな風が、いつまで待っても吹いてこないのです。
空は、雨が降るような空ではないけど、どんよりした曇り空。観光者らしいOLの女の子達はおそらく洞穴に興味があるようで、少し離れた所からこちらを見ている。
元気な男の子二人は、騒ぎながら辺りを駆け回っている。ここは、集中できない。
それに、今までの旅ではこういう時、しーちゃんが簡潔なメッセージを受け取っていて、次にどうするか指示することが多かったのに、今回はそれがほとんどない。それも、変だ。
やがて、Aさんは頭痛がすると言い、この場所の異常さを体で感知するように。
院長は、この洞穴からは、聖なるものと邪悪なもの、両方を感じ、カビ臭いようなにおいもすると。Oさんは片手が引っ張られ、後で知ったけれど、もう片方の手には痛みを感じていたとのこと。
旅が終わった後、院長がおもむろに携帯を出し、見せてくれた写真を見て、私達は大騒ぎすることになるのですが、Oさんが痛みを感じていた手に明らかに変なものが映っていたのです。
Oさんはこの時、初めてのお役目担当で緊張もしており、神様に対し、今から自分が何をしたら良いか身をゆだねていたそう。
その気持ちが闇の存在に感応し、邪悪なものに片手を引っ張られ、片手に憑かれることに。
この時、しーちゃんはあまりはっきり言わなかったけど、ヤマタノオロチみたいな大蛇を見たそう。・・私、さっき洞穴の中を見て、なんともなかったのは、運が良かったと思いました。
ここは違うとはっきりわかったので、また境内をゆっくり歩き始めました。そのうち、院長が登ってきた石段とは別の、下に降りる道を1人で歩いてゆきました。
しばらくすると、私達を呼ぶので、みんなでそちらに向かうと、院長は随分下った場所に立っていて、ある場所を指差して「光の柱を建てる場所が、あったよ」と言うのです。
えぇ?院長が指さす場所は、まだ私達のいるところからは見えず、どんな場所があるのだろうと、ワクワクしながら細い階段を下りてゆき、院長の指差す方向を見ると・・

なんと!小さなお社がひっそりと、少し高い所にそびえていたのです。
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