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2009年12月25日 (金)

もうじき旅立ち

私の父親は若い頃から酒・タバコをかなり楽しんでいたせいか、私が小学生の時にクモ膜下出血をしたけど、数年前には胃ガン、そしてこの秋には食道ガンが見つかりました。

胃ガンの時にタバコはやめたけど、酒は消化器の先生から強く叱られても、食道ガンになってもやめることができず、自業自得です

本人の強い意思により、今回は手術も治療も一切拒んだので、緩和ケア的な対応をしていたのですが。

そのうち食べられなくなり、ここ一カ月ほど点滴で入院していたけれど、先週家に帰ると言い出してきかなくなり、帰宅しました。

その後約一週間、少し飲むくらいで、よく生きていられるなと感心し、その頑固な意思にも感心しましたけど。

昨日体調が悪くなったので本人の希望で医院の先生に往診に来てもらい、先生の勧めに沿ってまた病院に入院しました。

衰弱しており、先は長くないと言われ、今日病院へ見に行ったのですが。またしても本人は家に帰りたいと言って、きかなくなりました。

もう骨皮になり、自力で起き上がれないのに、ベッド両脇のパイプにつかまって起き上がろうとします。もし家に帰っても、その日のうちに仏になりそうなのに。

今まで家族に迷惑かけてばかりの「昭和の頑固じいさん」でしたが、人生の最後もそんな感じで、トホホです。

そんなこんなで、10月は母親と私とで病院に行って緩和ケアの話を聞いたり、ちょこちょこ実家に行ったりし、それが落ち着いたと思ったら光の柱で一番しんどいことがあったりと、10月から今までギッシリ大変でしたが。

今までの経験と周りのサポートでなんとか乗り越えられました。どれも展開が早かったのも良かったと思います。

ここまで淡々と綴っており、ビックリされた方も多いと思いますが・・ 私の家では、13年前に妹が事故で亡くなっています。

その時は突然のことだったので、残った家族はみな軽くPTSDになり、私は人生最大のどん底でしたが、自分の内面としっかり向き合い、3年かけてようやく立ち直りました。

一つ年下の妹が亡くなったのはすごく悲しかったけど、親が亡くなることは順番なのだから受け入れようと、早くもそう決意していました。

そんな決意があり、日頃から霊的な世界に関心があり、父親には苦労したので、見送る心構えはできています。

父親は若かった頃、「死んだら何も残らない。それで終わりだ」と言っていたのを私は覚えていますが、そう言っていた人がジタバタしています。

今日は起きようとする父親を止めようと、何度も手をさすったり、握ったりしました。手を握ると、すごい不安や恐怖の感情がブワッと私の胸に響いてきました。

もう、まともに声も出せないので、自分の気持ちも言えないだろうけど。どんどん衰える自分の体と、体が機能停止した後のことが怖いのだろうか。

病院からの帰り道、私は亡くなった妹へ(父親が死んだら、迎えに来てよ。よろしくね)と思いを送りました。

妄想かもしれないけれど、(うん、大丈夫)と返事が聞こえた気がしました。

やっぱりさ。死後の世界は、子供のうちに教えるのが良いと思う。この世に生れてきた人はみな、誰もが死に向かって生きているのだから、死について考えるのは大切なことだと思います。

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コメント

子どもの頃から死について学ぶことは、本当に大切なことなのですね。
無宗教な人が多い日本だからこそ、意識して伝える必要があるのかもしれない。
でも親自身が伝えるべき死生観を持てずにいるのかもなぁ。
デスエデュケーション。死から学ぶ人生観の大切さ、目に見えない出来事と向き合う大切さを改めて感じました。ありがとうございます。

お父様の恐怖が少しでも和らぎ、穏やかな日々をお過ごしになれますように。
LOONさんとLOONさんのご家族が、お父様と豊かな時間を共有できますように。

*みきたろうさん

コメントありがとうございました。
いえいえ、そのように言って頂いて恐縮です m(__)m 。

今日の記事で綴りましたが、その後父親は静かに旅立ちました。
静かになるまでは、大変でございましたが・・(^_^;)

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