赤池龍神
昨日、赤池弁財天についてネットで少し調べてみたら、
「飛水峡の中央に位置する河岸段丘上にまつられた弁財天のほこらと鳥居。
昔、この辺りには大蛇が住みつき村人を困らせたが、猟師によって退治され、その時に大蛇の流した血で池も川もまっ赤に染まったという伝説が残っている。
弁財天の社は最近まで荒廃していたが、志ある人の寄進により再建され、毎年地元の人々によって祭りがとり行われるようになった。」
とありました。私はちょっとあまのじゃくなところがあるので、大蛇について違う説を考えてみました。
現地を歩いて気づいたこと。池のそばにたどり着く直前、湧き出る水の影響で、ぬかるんだ場所がありました(踏み具合は、粘土な感じでした)。
が、お社のある丘部分は、変わった結晶の岩石でした。色は、青みがかったグレーに茶色が混ざっています。
茶色・・ 酸化鉄だろうか。目の前に見える池はきれいなグリーンだけど、周囲の酸化鉄の影響で池が赤く見えることもあったのだろうか。
龍伝説のあるところは、水について何かしら昔話がある。日照りが続いて大変困り、雨乞いをした話もあれば、洪水で困った話など。
その晩私達が泊った白川温泉は川の上流ですが、ここが温泉地となったのは比較的最近のこと。
戦前から温泉を掘ろうという話はあったが、戦争と洪水でしばらく話がうやむやになったと、宿に置いてあったパンフレットにありました。
上流が洪水で困っていたのなら、お社のあるあたりもかつては洪水被害が多かったのでは。
洪水=勢いのある困った水=龍の働きの一面 その龍を鎮めるための、または、鎮まって欲しいお社だったとか。
・・強引な妄想は、ここらでやめることにしました。お社に登った時、風が吹き抜け、とても気持ち良かったです。
お社で手を合わせた時。本日ここに来させて頂き、ありがとうございます。
どうかこの美しい地が、子々孫々、受け継がれてゆきますように・・ と、祈らずにはいられませんでした。
断崖絶壁と言って良いような場所に建っているお社は、ここら土地に関連する神様を祀っており、その働きに感謝をするところだろう。
今回たまたま、山間で小さなお社に遭遇したけれど、街中でも歴史のある土地には寺社は多い。
住宅地にも小さなお社はある。今、私達はみな慌ただしい毎日で、こういったお社に出向くことも、思いをはせることも、少ないと思う。
それにしても。
地元の方々が餅を拾っている間にお社を訪れ、誰もいない美しい場所を満喫するとは、それってなんだか不意打ちみたいで、良かったのだろうか(@_@)?と思ったのですが。
あとで聞いたら、だんなさんも同じことを思っていたそうです。
でも、お社で静かに手を合わせ、周りの美しい景色を堪能できて、嬉しかったです。
一昨日の出来事ですが、夢のように美しいひとときでした。異次元に足を突っ込んでいたのでしょう。
この記事を読まれたみなさんが、そういえばうちの近所にもお社があったっけ・・ と、思いを巡らすキッカケになりますように。
近頃は、パワースポット巡りが流行っているみたいです。遠くの有名なパワースポットを巡るのも悪くないと思いますが。
風や日光の様子、小動物や昆虫の出現の仕方、そこに至るまですんなり事が運んだかどうか、様々な事象を観察して、自分の感覚で判断し、人々の感謝の思いが多く伝わる近くの神社を訪れるのも良いのでは、と思います。
帰り道もまた、トカゲと蝶が姿を現してくれました。いつもありがとう。
ここら近辺の高速道路は随分混んだようですが、私達は帰りも高速でなくてもスイスイでした。
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LOON様
はじめまして。
アンダラお世話係のMさんのブログからLOONさんの事を知り、それ以来楽しくブログを拝読させていただいています。
LOONさんがご存知かはわかりませんが、Mさんのブログで紹介された、神奈川県在住の石キチ度100%を賜った者です(笑)。
実は私はパソコン通信というものが苦手(ちょっと怖い)でして、ブログというものにコメントをするのが今回が初めてで少しドキドキしていますので、多分ぎこちない文章になるかと思いますがお許しください(--;)。
そんな私が何故コメントさせていただこうと思ったかと言いますと、私は岐阜県大垣の生まれで、母のお在所が『東白川村 神土(かんど)』というところで、今回LOONさんが行かれた白川村の近くなのです。
それで記事と写真を拝見していたら懐かしくなったのと、この東白川村という所もLOONさんにお伝えさせていただければ嬉しいなあと思いました。
この東白川村は良質のお茶と『つちのこ』で村おこしをしています(^^)。そして村役場の近くにある、静謐でひっそりとした神社が、私は子供の頃から大好きでした。とても優しい神様がいらっしゃるように感じます。
ただ、子供の頃からこの村を訪れるたびに胸にひっかかる事がありました。それはこの村は明治時代に徹底的に廃仏毀釈が行われ、現在日本で唯一(?)お寺の無い、神道の村です。
そして村役場の前に大きな石碑があるのですが、その石碑は廃仏毀釈の印の石碑で、無惨にも日本刀で大きく斬りつけられています。私はこの石碑を見るのが子供ながらに辛かったことを覚えています。LOONさんや静香さんのブログを拝読させていただきながら漠然とですが、この石碑の事を思い出してもいました。
光の時代を迎えた今、きっとこの村の神社に住まわれている神様も、この石碑には辛く悲しい思いをされているのではないかと気がかりです。
祖母は他界しましたが、この村は小さな村ですので、たどると多くの人が親戚親類に当たります。今ではお墓参りすらなかなか行けないので、申し訳けない思いがありますが、今度訪問する際には、微力ですが私なりに光の橋渡しをさせていただけるといいなあと思っています。
LOONさんももし、また機会がありましたら、ぜひ一度この村も訪れてみてください。この村の『道の駅』でも取り扱っている特産品のお茶は本当に美味しくておすすめでーす!
今回はいきなりの不躾な初コメントで失礼いたしました。
それではこれからもLOONさんのご活躍・ブログを楽しみにしております〜。
投稿: C | 2010年5月 6日 (木) 10時45分
はじめまして。
いつも楽しく拝見しております。
今回の記事に食いついてしまいました。
最近、自分の守り神さまと言うのでしょうか、、、
その神様が弁財天様と気づき(勝手に?)
さっそく隣の市の有名なお寺に出向きました。
滋賀に住んでおりますが、大津にあります三井寺です。
お寺自体は有名ですが、そこの釈迦堂の脇にお祀りされている
小さなお堂は、参拝の方々も素通りが多いようでした。
弁財天様のお堂です。今までのお礼とご挨拶をし、帰路お寺の方角を眺めました。 宗教画のように光柱が射していました。
本当に美しい光柱でした。
Loonさまに、天然石のアクセサリーをお願いしたく思っています。
またよろしくお願いします。
プロフィール拝見し、同学年だ♪と心が弾みました!
おじゃま致しました。
投稿: 堂山 | 2010年5月 6日 (木) 13時10分
*Cさん
はじめまして。人生初のコメント、ありがとうございます
白川村方面に縁ある方がコメント下さって、大変嬉しいです。
>Mさんのブログで紹介された
Mさんのブログは愛読していますが、なんとなくの記憶しかないです、すみませんm(__)m!
>この東白川村は良質のお茶と『つちのこ』で村おこしをしています(^^)。
そうそう、「つちのこ」!!
私はその文字を見た時、是非行きたいと思いました。
小学生の頃につちのこを知り、ワクワクしたものです。
東白川村には「つちのこ館」があるそうで、
是非行きたいと思ったのですが、だんなさんから却下されて行きませんでした。
お茶は白川村で買いましたが、東白川村のほうが美味しいでしょうか
?
>廃仏毀釈の印の石碑で、無惨にも日本刀で大きく斬りつけられています
この件ですが、宿で読んだパンフレットでも紹介されており、
頭のないお地蔵さまの石像写真も載っていました。
お上の言うことに従ったのでしょうけど、
陰で涙を流した人も少なくなかったでしょうね。
痛々しかったですが、こういう歴史があったのを伝えることは大事だと思いました。
明治時代はたかだか100年ほど前なのに、勢いよく忘れられている気がして、
それはいかんと思う、今日この頃です。
>きっとこの村の神社に住まわれている神様も、この石碑には辛く悲しい思いをされているのではないかと
村のみなさん、ここを訪れる方も、心の温かい方が多いと思います。
歴史を振り返り、人間の愚かさをわびている方もいらっしゃるのでは。
高速を使いませんでしたが、意外に近くて、
これならもっと先の下呂温泉にも行けるとだんなさんと話しました。
いつか機会があった時は、今度こそ東白川村に行ってみますね!
*堂山さん
はじめまして。
記事に食いついて下さって☆、ありがとうございました。
私のことは、Loonさんで良いですよ~。
>最近、自分の守り神さまと言うのでしょうか、、、
自分と向き合い、日々の暮らしで何かしら気づくものがあり、
そういったものに心を寄せることは、良いことだと思います。
ちなみに私自身は、日々の暮らしで龍神さまを思うことはほとんどないですが、
私自身が龍のようにありたいと、いつも思っています。
アクセサリーの件、ありがとうございます。
メールでお問い合わせ下さい。
loon-dragon.336☆nifty.com
☆印を@に変えて、送信下さい。
なお、堂山さんは名前がフルネーム、メールアドレスも記入頂き、
悪用されないとも限りませんので、勝手ながらメールアドレスを非表示にしました。
事後報告で失礼しましたm(__)m。
投稿: LOON | 2010年5月 6日 (木) 15時27分
いつもはハンドルネームでコメントさせて頂いたりしているのに、
なぜか名前を入れていました(汗)
お気遣い、ありがとうございます。
HNはechuです。またよろしくお願いします。(おじぎ)
投稿: 堂山 | 2010年5月 6日 (木) 16時05分
LOON様
早速コメントヘのお返事、ありがとうございます。
>東白川村のほうが美味しいでしょうか?
実は東白川村の道の駅には『茶の里会館』(公式ホームページもありますのでぜひアクセスしてみてください)というのがありまして、究極にこだわり抜いたお茶の製造販売会社『新世紀工房』という会社共々、私の従兄弟がやっております(=^^=)。ちゃっかり宣伝になってしまい、すみません(^^;)。でも質の良さは保証します!!
投稿: C | 2010年5月 6日 (木) 17時16分
*堂山さん
そうだったのですね。了解です。
私も少し、ドキドキしました・・☆
*Cさん
あらま☆そういうことだったのですね!
あと少し足を延ばせば、良かったです。
道の駅って、土地のものがいろいろあって、好きです。
いつの日か、行ける時を楽しみにしています ^ ^ 。
投稿: LOON | 2010年5月 6日 (木) 21時49分
普段なかなか旅行ができないので、こういう旅日記は、旅気分を味わえて嬉しいです♪
ありがとうございます♪
本当に美しい風景ですね。昔から大切にされてきた場所が、今後も美しいまま残されていくことを願ってやみません。
つちのこが有名?な地なんですね!ドラえもん世代には、たまらない響きだわ~(笑)
投稿: みきたろう | 2010年5月 7日 (金) 19時40分
*みきたろうさん
>こういう旅日記は、旅気分を味わえて嬉しいです♪
ウフフ!ありがとうございます

そう言われるのが、一番嬉しい~ですよ♪
つちのこはまだ見つかっていないですけど、
http://www.vill.higashishirakawa.gifu.jp/tu/tutinoko.htm
東白川村では、捕獲賞金の出るイベントもありました☆彡
投稿: LOON | 2010年5月 8日 (土) 01時04分