« アンダラのネックレス、ストラップ | トップページ | オーラの素顔 美輪明宏の生き方 »

2010年10月 7日 (木)

ヘビ女と熊おじさん☆

私がたまに行くあるお店は、オープンした頃は気さくな女性の店長で、買い物すれば世間話のひとつやふたつしていました。

が、数年経って、店の権利を売ったのか、雇われ店長が変わったのか、詳しい経緯は知らないけれど、別の女性店長に変わりました。

その店長はキレイだけど、実は結構な年齢で、髪型・メイクがどちらかと言うと夜の仕様。かつてはスナックのママだったのではと、想像しています。

私はたまにしか行かないし、そこで買うものは決まっていて、金額はいつも1,000円にも満たない程度。

そのせいなのか、はたまた、私の寝ぼけたような雰囲気が気に入らないのか?

その店長がレジに立つ時は、私の方が客なのに、上から目線で笑顔は冷たく、ちっとも歓迎されてない雰囲気を感じます。

パートの人がレジ対応してくれるとホッとするほど。なので私は心の中で密かに、その店長をヘビ女と呼んでいます。

そんなヘビ女のところで買い物するの、やめたら?と言われそうですが

全くその通りだけど、月に1度行くか行かないかくらいの頻度で、他に扱っているところを探すのが面倒で。

ネットで探しても、私の希望通りの品を全て扱うショップもないのです。

ヘビ女の元では働きにくいだろうなと見てますが、やはりパートさんも定まっていない感じ。顔を覚える前に、新しい人に変わっています。

パートさんはいつも主婦らしい人がほとんどだったけど、しばらく前から、おじさんを見るようになりました。

私の想像&妄想では、おじさんは真面目に定職に就いていたが、リストラされて、とりあえずここでパートをしている感じ。

話す様子から、ヘビ女とは前からの知り合いで、彼女のスナックに行っていたみたい。ヘビ女の言うことには、割と素直に従っている。

朴訥だけど、レジに立つとシャキッとして、レジ打ち・金銭やり取りは冷静で的確。すぐに、信頼できる人だと思いました。

で、このおじさんのことを、私は密かに熊おじさんと呼んでいます。

この間、午前に店に行ったら、お客はいなかった(いつもお客は少ない)。店の奥で、ヘビ店長が熊おじさんをネチネチ叱っている様子が聞こえてきた。

大したことない、ちょっとしたことがヘビ店長に気に入らなかったらしく、言葉を変えては同じ内容を繰り返している様子。

熊おじさんが何か言おうものなら、それを言い終わらないうちに、ヘビ女はさらに勢いを増して別の視点からしゃべり始める。

こういう時、私は意地悪になりますの。忍び足で店内を歩き、買うものを選びながら、二人の様子をうかがっていました。

途中から、私が来ていることを知らせるために音を立てながら歩き始め、それに気づいたヘビ店長がハッとしたようだったけど。

熊おじさんは、見かけが熊っぽくて。本来ならヘビ女など、その鋭い爪でシャーッとぶん殴れば、ヘビは遠く山の向こうまで飛んで行ってしまうだろう。

けれど、おじさんはきっと、自分が強い熊であることを自覚していない。小熊くらいに思っているかもしれない。小熊なら、ヘビが怖いのも仕方ないのか。

会計しようと、私がレジに立っても、まだヘビ女は止まらない。

「すみませ~ん」小声で呼んでも私に気づきもしないので、大きく「すみませ~ん」と声を掛けたらようやく気づいて、熊おじさんが、サッとレジに来てくれた。

帰宅後、私は自分の夢想の世界にヒュッと移動し、「もしも熊おじさんが店長になったら?」を想像してみた。

するとビックリしたことに、熊おじさんはイキイキと仕事をこなしてた。

地域に根差した商品展開をし、小さな工夫を積み重ねて、自分なりの販売方法を苦心しながら見つけ、閑古鳥が鳴いていた店にだんだん人が集まるようになってきた。

そういう未来が、見えました。

そうか~。おじさんが店長になったら、未来は明るいよヘビ女に屈しないでね。

あんな毒づいた言葉ばかり口から出てれば、その毒はいずれ自分の身体に回り、血管が詰まるのはそんなに先じゃないと思う。そうなったら、おじさんの天下かもよ。

とりあえず、おじさんがいるうちは、店に行くよ。おじさんの姿も見えなくなったら、今度は本当に、別の店を探すからね。

« アンダラのネックレス、ストラップ | トップページ | オーラの素顔 美輪明宏の生き方 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

LOONさん・・・、こわい・・こわいよ・・・・、
何が怖いって、タイトルが怖い・・・、
もう読むのやめようかと思った、タイトルだけで。

何よりもヘビが嫌いなのです、「ヘビ」って字を見るだけでも嫌嫌嫌ぁ~~。
前世からの因縁かなぁ、マジでマジでっ。

熊おじさん・・・「とりあえずのパート」から、店長まで登りつめるかな?


久しぶりにコメント残します☆

ヘビ女・・・ どこにでもいそうですよね~
でも、ちょっと間違えば、自分も変身しているのかもしれないと、振り返り反省してみました
((・(ェ)・;))

また、後日談を書いてほしいです。
頑張れ! 熊おじさん!!

お久ぶりです^^

今日の内容、物語のようで面白かったです。

皆様同様、是非そのお店のアフターを知らせてくださいまし。

*ハナイロさん

私も、タイトルが怖いと思ったのですが(^_^;)、
怖がらせてすみませんですm(__)m。
タイトルはいつも、記事内容を凝縮し、
なるべくインパクトあるものを考えますが、
インパクトありすぎでしたね

>何よりもヘビが嫌いなのです

私は、大きいクモがダメですね(>_<)

>「とりあえずのパート」から、店長まで

多分、ありえない未来図だと思います
ヘビ店長も、そうすぐにいなくなると思えないので。
一番ありえるのは、正社員の職を何とか見つけ、
パートをやめる未来図だと思います。
正直、熊おじさんにはパートがもったいなく見えるので、
職を見つけられたら良いと思います。

*keikeiさん

おぉ、こんにちは!

>ちょっと間違えば、自分も変身しているのかもしれないと

それは私も同じです~!
まぁ、あそこまでの人は、そうそう多くないけれど、
人の振り見て我が振り直せ、ですね。

このところは、珍しく店に続いて行きましたけど、
もうしばらくは、用事もないので行かないです。
後日談はどうなることか?変化があったら、報告します!

*nakoさん

おぉ、nakoさんもコメントありがとうございます!
私の見たこと、感じたことをそのまま綴りましたが、
物語ふうに綴ってみたく、しばらく文章を練っていたので、
そう感じて頂いて、嬉しいです。

アフターを垣間見たら、報告しますね

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« アンダラのネックレス、ストラップ | トップページ | オーラの素顔 美輪明宏の生き方 »