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2012年2月 1日 (水)

柴田哲孝さんの「GEQ(Great Earth Quake)」

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11月にベンジャミン・フルフォードさんの講演会に行く前、やしきたかじんの「そこまで言って委員会」に出演していたのを見ましたが、柴田哲孝さんもゲスト出演していました。

フリーライターの方で、私はその時初めて知りました。

その番組では、柴田さんのお祖父さんと下山事件の関わりが特集で、それについて柴田さんが著わした本が紹介されましたが。

番組最後に柴田さんの他の著書として、「GEQ」がチラッと紹介され、私はそっちにググッと興味がわきました。

早速ネット書店で取り寄せようとしたら、どこにも扱いがなく、結局、アマゾンで中古本を取り寄せました。一時的に品切れだったようです。

その後、12月初めは夢中になってこの本を読み、ある日はスタバで4時間も粘って読み続けました。

余談ですが、その時私は読書コーナーっぽい席に座り、ふと気づくと、周りは同じ顔ぶれの若者が座り続けてました。パソコンしたり、寝ている子もいて(^_^;)、スタバって熱中するお客さんには寛容な店なんだなぁと初めて知りました。

読書好きな私は読むのが早い方だと思いますが、「GEQ」は同じ文章を何度も読み返したり、内容に思いをはせることが多くて、読み終えるのにトータル8時間ほどかかりました。

時に心臓をバクバクさせ、最後には静かに怒りが湧き上がった本を、ブログで紹介したいと思いましたが。

内容は、アメリカ同時多発テロで恋人を失くした日系ジャーナリストの主人公が、亡くなった友人ジャーナリストの謎めいたメモをキッカケに、阪神淡路大震災は人工地震だったのではないかと追求するもの。

終わりがけには、中国の四川大地震も追いかけます。

目次の次のページに、

「この物語は、フィクションである。だが、登場する人物、団体、地名にはできる限り実名を使用し、主幹となるエピソードはすべて事実に基づいている。その他の匿名の人物、団体、創作の部分に関しても、すべてに実際のモデルが存在する。」

とあり、著者である柴田さん自身が丹念に調べただろうことを、本の中で主人公に詳しく解説させ、様々な点と点をつなげていきます。

しかしですね。

東日本大震災を経験した今、被災地の復旧はまだまだ進んでおらず、死者・行方不明者数はあまりに多く、失ったものの膨大さ、悲嘆にくれる方達のことを思うと。

いつもなら、さぁブログで紹介しようと思った瞬間から紹介文がスラスラ思い浮かぶのが、できないでいました。

衝撃的だけどこういう見方もあるのを、多くの人に読んで欲しいのに。思いが空回りしてばかりでした。

けれど、ハッと気づくと、本を読んでもう2カ月近く。悩むのは私らしくないし、思いが空回りしてるならしてると、そのまま綴ることにしました。

もしも今、東日本大震災を経験していなければ、物語の一つとして読んだろうと思います。

この小説自体、角川書店の「野生時代」2009年1月号~2010年2月号に掲載されたものがまとめられています。

心臓がバクバクしたのは、阪神淡路大震災と東日本大震災の共通点がいくつかあったから。

その一つと思ったのは、揺れる直前に変わった光が見られたことでした。

東日本大震災のあとしばらく、NHKの夜9時からのニュースを私はよく見ていました。

ニュースの最中に緊急地震速報が出ると、実際にその速報で出た方面が揺れ、すぐにその地域に備え付けられたテレビカメラの映像に切り替わるのを、よく見ていました。

ある晩、茨城方面で地震があり、まだ揺れている生映像が写った時のこと。画面の奥の方で、変わった光を見たことがありました。

かなり大きい光で、変電所で何かスパークしたのか?と思ったほどでした。でも、辺り一帯が停電することはなかったように記憶しています。

あのスパークしたような光・・ 

印象的だったので覚えてましたが、同じように覚えている方がこの本を読まれたら、お互いどう思ったかをシェアしたいです。

主人公は最後に、次に人工地震が起きるだろう場所として、ソマリア、北朝鮮、ハイチを予想して挙げています。

野生時代に掲載された2010年2月号は、多分1月に発行されてると思うから、その前月には原稿を書き終わってると思いますが。

ハイチ地震が起きたのは2010年1月でした。

東日本大震災について、柴田さんはどう思われたんだろうと本人のブログを探したら、震災の後は多忙を極めたそうで、しばらく更新されず、数ヵ月後に再開していました。

私のように途中で止まることがなければ、もっと早く読み終えられると思います。

主人公には恋愛話もからめられているし、フリージャーナリストの世界情勢の見方の一つとして読んでも、面白いと思います。

興味の湧いた方は、手にとってみて下さいね。

やしきたかじんって、あんまり知らないですけど、番組での辛口トークは面白いです(←彼の番組、関東では放映されてないと小耳にはさみました)

フルフォードさんと言い、柴田さんと言い、他の民放番組では出ない(出られない?)人達をよく紹介してくれたなぁと、感謝です

で、なにげに今、やしきたかじんって、ネット検索したら・・

食道がんでレギュラー番組を当面休業とあって、んもービックリ そこまで言って委員会や、たかじんNOマネーは、どうなるんだろう・・

 

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コメント

お久しぶりです。
たかじんさんの事 同感です。
早く 元気になってもらいたいです。

*ホワイトエンジェルさん

おぉ、こんばんは!
こうしてまたコメント頂いて、嬉しいです♪

ホントに、たかじんサンには、
またいつもの調子で、悪態ついて欲しいです(>_<)。

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