ヒア アフター
クリント・イーストウッド監督の「ヒア アフター」はとても良いと、かねがね聞いていましたが、ようやくDVDをレンタルし、昨日見ました。
うわさ通りに、心温まる良い映画でした 。
「ヒア アフター」というのは来世のこと。生まれ変わりを扱った内容で、映画館で封切られた時、私は興味があって見に行きたいと思ってました。
が、確かそれが震災の前月で、スマトラ沖地震がモデルの津波シーンがあったために、震災後は上映がすぐに中止となりました。
ストーリーは、子供の頃から霊能力があるアメリカ人の男性と、臨死体験をしたフランス人ジャーナリストの女性と、双子の兄を事故で亡くしたイギリス人の小学生の、それぞれの人生を描いたもの。
これから見る人がいるといけないので、あまり詳しく綴るのはやめますが、津波のシーンは始まってすぐに出てきますが、あまり長くなくて、ホッとしました。
途中から、登場人物に当たる照明の加減に興味が湧いて、光と影の様子を見てました。
明るい部分は明るいけど、全体的に影の部分が多くて、独特な落ち着いた感じを醸し出していました。静かにストーリーが進むのを、落ち着いて見られて良かったです。
見終わった時、『生きているといろいろあるけど、逃げることなく、目の前の現実を受け入れ、自分なりにしっかり生きるのが大事なんだよ』と。
見ている側の胸に温かいものが広がるのを感じて、ジーンとしました。
私はドラマや映画で、悲しいシーンや感動的なシーンを見ると、簡単にウルッと涙が込み上げる方ですけど、そういえば、この映画は泣けることはなかったです。
ほとんどの日本人に、受け入れやすい内容だと思います。
見る見ないは本人の選択ですけど、様々な形の震災を経験した私達には、それぞれ響くものがあったり、何かしら心の整理をつけるのに役立つ気がします。お勧めです。
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わぁ〜〜〜!
ハヌルさんからも良いよ!って教えてもらっているの。。
まだみてません。。
私もビデオ屋さんのカード期限切れ。。。
それとゆっくりする時間昼寝してるからなぁ〜
絶対に、今月中にみよっと!!
投稿: ティニママ | 2012年6月12日 (火) 06時05分
初体験、おめでとうございます(^^)
<静かにストーリーが進むのを、落ち着いて見られて良かったです。>
これ、私も感じたんです。LOONさんの記事を読んで「そうか、だからかぁ…」と納得。
私も、年を重ねるにつれ、少しのことで涙腺がゆるむ(動物ものに
特に弱いです)ようになりましたが、そういえば、この映画では
泣かなかったかも。感動しなかった訳ではないんですけどね(^^;)
感動が「ドーン
」とくるのではなく、乾いた土に降り出した雨が浸透していくように「じわじわ」とくるからでしょうかね?
投稿: ハヌル | 2012年6月12日 (火) 08時29分
*ティニママさん
こんばんは!
。
ウフフ、ホント、良かったですよ~。
ちょっとお昼寝を我慢すれば、あっという間に見れちゃいますよ♪
初めてDVDを借り、家でじっくり見ましたけど、
こういう時間もたまには良いものですね
*ハヌルさん
ハヌルさんが見たのを知り、他からも良いと聞いて、
私も是非見たい!と思ってたんですよー♪
>乾いた土に降り出した雨が浸透していくように「じわじわ」とくるからでしょうかね?
そうです、きっとそうだと思います。
。
霊能力者とかジャーナリストとか、あまり一般的でない職業でしたけど、
霊能力者ならではの悩みは丁寧に描かれ、本当にありそうな感じでしたし、
ジャーナリストは自分の地位と恋人をなくしつつも、自分の体験を信じて行動する様子が、
良いのですよね
小学生の少年は、実に目の表情が良かった。
周りの大人達がカラ回りしたり、心配そうに彼を見るのが、やはり本当にありそうな感じでした。
投稿: LOON | 2012年6月13日 (水) 00時26分