名古屋城本丸御殿へ
今日は母親と名古屋駅で待ち合わせして、名古屋城本丸御殿を見に行ってきました。なかなか良かったです
市長の河村さんの強い希望で、かつてあった本丸御殿(尾張藩主の住まい)を忠実に復元する工事が2009年から始まり、その内部の一部が期間限定で5月29日~6月9日まで公開されています。
初日はこちら地元メディアで大きく紹介され、それで私は興味を持ったのですが、母親も行ってみたいと言うので、一緒に行くことに。
名古屋城は、終戦の3か月前に空襲で焼けたけど。
昭和の初めに名古屋城のあらゆるものが計測され、写真も撮られ、その詳細な記録や障壁画は別の場所に移されて焼けずに済み、忠実に復元するのが可能だったそう。
そういうことを、今日初めて知りました。
今回公開されたのは全体の1/3くらい、表玄関と表書院(玄関から続きになった部屋)でした。
今回の見どころは、忠実に復元された障壁画とその原画が見られることで、平日だからそんなに混んでいないかなと楽観してたら、いやいや、かなりの人出。
御殿に入るまで1時間並びましたが、今日は曇りで、暑い中で待つことはなかったので、それは良かったです。
御殿は忠実に再現されたので、トイレもなく、内部保護のため冷暖房もなく、照明も落とし気味でした。
金箔が素晴らしく美しい障壁画は撮影OKだったけど、作品保護のためフラッシュ禁止だったので、何枚も撮ったけど、ほとんどピンぼけてました。
なんとか、きれいに撮れたのを載せます。
大名の客人を驚かせるため(徳川家の威信のため)、玄関を入って間もない場所に、猛々しい虎やヒョウ(だったかな?)を大きく描いたものが置かれたそうです。
行燈ふうのライトに照らされてましたが、金箔が光を反射し、虎やヒョウが3Dっぽく浮き出て見え、ホントに飛び出してきそうな感じ でした。
なるほど~。私達は様々な映像を見知っているので、そう驚かないけれど、もしかすると当時の客人は、度肝を抜かれるほど驚いたかもよね。
こういうのは、実物を見るのが一番良いですね。
家康の命令で作られた御殿は、当時の庶民は絶対に見られなかったから、こうして見られる時代になったのは、有難いですね。
↑まるでフラッシュを焚いたように見えるけど、これも明かりは行燈ふうライトのみ。
かつては、ロウソクや油の明かりでこんなふうに見えてたのでしょうね。障壁画に描かれた草花は、身近にあったものが描かれたようです。
動物は、外国のものが多かったです(ジャコウネコとか)。
実物を知らなくても、当時の絵師はイキイキと描いたわけで、さらに今回それを忠実に模写し、職人の心意気と言うか、そういうものも感じられたのが、とても良かったです。
床板や柱はヒノキで、障子や金具も素晴らしかったです。
でも、ガラス窓はないし、今はあらゆるものがピカピカだけど、5年後に全て完成して多くの人が入るようになったら、色合いが変わりそう。それはそれで、良いのかな。
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