スキーマ
この間、何か検索した時、いつの間にかAll About のストレス解説ページを読んでました。そこで初めて、「スキーマ」という言葉を知りました。
スキーマ?隙間みたいと思いましたが、スキーマっていろんな分野で使われている言葉なんですね。
私が読んでググッと興味を持ったのは心理用語のスキーマで、以下、All Aboutの文章からコピペしますが、
同じ出来事に直面しても、人によって捉え方が分かれるのはどうしてなのでしょう?
それは、人がそれぞれ自分だけの判断基準を持っているから。各人の物事の捉え方を「スキーマ」といいます。
スキーマには、個性による違いがあります。
それは、経験や情報から得られる知識が人それぞれに異なり、スキーマが形成される際には、「感情」も一緒に刷り込まれるためです。
たとえば、自転車の乗り方を覚える際に、「運転って怖い」という感情も一緒に擦り込まれたら、どうなるでしょう?
自転車だけでなく、乗り物全体に恐怖感を抱くようになるでしょう。
逆のパターンもあります。運転を覚えるときに、「気持ちいい」という気持ちを強く感じたら、運転を自然に楽しむことができるでしょう。
このように、スキーマが形成されるときには、そのときに抱く強い感情もいっしょに認識されます。
このとき湧き上がる感情は、状況や環境によっても異なり、またその人のもつ性格によっても異なります。
↑この太字のところに、興味を持ちました。
私、車の運転自体は嫌いではないし、危ない運転もしないけれど、運転は気をつけるべしという思いがすごく強いです。
私は20代になっても車に興味がなく、免許も取らないでいたけれど。
妹が事故で亡くなった時、付き合っていた彼(今のだんなさん)が妹の葬式に来てくれたのがキッカケで、あれよあれよと結婚の話が進み、結婚前に免許を取りに行くことにしましたが・・
当時、私は事故のショックで不安神経症になってました。自分でもおかしいと自覚はあったけど(ちょっとしたことが、いちいち大きな不安に感じる等々)。
勤め先が変わったばかりで、目の前のことをこなすのにめいっぱいな毎日で、あまり気にせず車校(しゃこう、教習所のこと。名古屋近辺ではこう言うの)に通い始めました。
通い始めたはいいけど、実際に運転してみると、不安や怖い思いが何トンもの大岩になって私におぶさってくる感じで 。
良くない妄想ばかり膨らませ、自分で自分を縛り上げてたなぁと、今では思います。
その反面で、運転自体はだんだん面白く なりました。
試験に落ちて余分なお金がかかるのはイヤだったので、ほぼストレートで合格したものの、合格直後に胃潰瘍になったりとか 。
いろいろハチャメチャだったけど、若さで乗り切った感じでした。
そんなこんな、今では冷静に振り返ることができるし、あちこち自分で移動するのは楽しいけれど、運転する時は今も緊張し、長距離を運転するとドッと疲れることがほとんどです。
その緊張は年々穏やかになっているけれど、免許を取ってもう16年になるのに、まだ続いていて。
ようやくこの頃、これって病的だわと思うように(^^;)。
そんなところにスキーマと言うのを知り、まさにこれだと思いました。
その後、運転する時には(私はもう大丈夫。ちょっとしたことが怖いと思えるのは、みなスキーマ。スキーマなのよ)と思うようにしてます。
たったこれだけで、気持ちが落ち着き、より楽になったのを実感しています。
人間ってさ、こういうことの繰り返しなのかもしれないなぁと、この頃思います。
小さなことから大きなことまで、苦手意識や嫌いな事はどれもみな克服できること。
各自それぞれ、自分のやり方で取り組み、その積み重ねがその人の生き様で。
取り組んで、すぐ解決できるものもあるけど。
何年も苦労することが多く、もしかするとそのほとんどが、取り越し苦労(どうなるかわからないことをあれこれ心配すること☆彡)なのかもしれないね。
スキーマ、もうちょっと早く知りたかったけど、私にはこれだけの時間が必要だったのかしらね。
私って真面目で几帳面で、物事に熱心に取り組む方だけど。スキーマまで熱心に持ち続けてたかもしれないね。
そんなふうに自分を客観しながら、あたしのスキーマの経験が何かに役立つと良いなと思います 。
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