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2013年12月 2日 (月)

特定秘密保護法案、何が問題かと言うと

特定秘密保護法案については、いろいろ吠えたい思いはあったものの、それをどうやって綴ったら良いものか考えているうちに、11月26日夜に衆院を通過。

与党は引き続き、会期末(12月6日)までの参院での可決・法案成立を目指していますね。

けれど、これ、「何を秘密にするかは、秘密」って話でしょう。

初めは公務員が対象とされていたけれど、そのうち、一般人も含まれるのがわかり、調べれば調べるほどおかしな法案なのに。

マスコミは最近まで大きく騒ぐことなく、国民の多くがよくわかってないうちに、政治家の先生達がなんとか成立させようと、躍起になっている感じですね。

背景にアメリカの意向=アルジェリア事件が後押し-秘密保護

↑このニュースサイトは、もっともな解説がされてますが、1月に起きたアルジェリア人質事件、あれもなんだか、不可解な話がちらほらありました。

この特定秘密保護法案を成立させるために、あのアルジェリア人質事件は仕組まれたのでは云々、という文章をネットで読んだのを覚えています

まさかね、とは思うけれど。

ところで石破さんが、法案に反対するデモ活動を「単なる絶叫戦術はテロ行為と変わらない」と自身のブログに書き込み、問題になっていますね。

カレイドスコープさんが、やや過激だけど、その辺りを解説されてます。ザッとまとめると、

・法案成立を目指すのは、自民党の金づるである電力会社と原子力関連産業の経営を立て直すため。

・自民党が政権を運営している限りは、この国のエネルギー政策は財界が決めており、財界からのプレッシャーに応えるべく、再稼働を急ぎたい。

・最近、元首相の小泉さんが「最終処理場がないのだから原発ゼロだ!」と講演していたけれど、詐欺の助っ人。

・安倍さん達は、日本の国土の中に核廃棄物最終処理場を断固として造ると決めた。事前にその情報が洩れないために、秘密指定の要件に「テロ対策」を持ってきた。

・「テロ対策」の大義名分を掲げ、原発・放射能事案をすべて秘密指定してしまえば、マスメディアも思うように書けなくなる。

一般ブロガーもそれに関する記事を書いた場合は、即逮捕・拘束できる。

・国民の知らない間に核廃棄物処理場の設計図が描かれ、ブルドーザーが入ってその騒音を訊いたとき、初めて国民は、その地に核廃棄物が大量にやってくることを知る。

2013120201

http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar401099

一つの見方と言うことで、紹介しましたが、私自身はこういうことではと思っています。全部、外れて欲しいです。

近い先の未来で、「いやー、あの時、特定秘密保護法案が成立しなくて、本当に良かったよね」と言えますように




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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

貴殿が参考にしたブログ記事には賛同できかねます。原発問題やエネルギー云々、既得権益云々は論点摺り替えと言わせてもらいます。
1985年でしたか、中曽根政権下に提出された所謂スパイ防止法案は、マスコミと共産党、社会党(現民主党)、公明党等の猛反対によって潰されました。
今また特定秘密保護法案に対して公明党を除き彼等は同様に反対論を煽り騒いでいますね。
何故なのでしょうか。端的には国民の知る権利や言論の自由云々なのではなく、この法案が通ると都合の悪い輩が猛反対しているのです。
私個人が思う反対したい点は、米国からの要請で法案化を急いだこと。つまり集団的自衛権に繋がる米国優遇法案に視えるからです。真に日本国を護るための法案なら、米国を特別扱いすることなく、もっと厳しい法案、まさにスパイ防止法にすべきが本来の姿ではないでしょうか。

*冷静沈着阿鼻叫喚さま

はじめまして。
コメント下さってありがとうございました。

私よりも、いろんなことを勉強なされ、
とてもお詳しい方だとお見受けしました。
その知力に、素直に感服しました。

ならばどうか、こんな小さな場所で吠えずとも、
ご自身の発信する場所を構えること、是非お勧めします。
ブログでもツイッターでも、フェイスブックでも。

体力も知力も非力な私ですが、こうして頑張っております。

私は小さい教室を運営をしていますので、
顔も名前も公開していますが、
有益な情報を発信する人の多くが、身の上をあまり公開しておらず、
残念に思っています。

冷静沈着阿鼻叫喚さまが情報発信する際はぜひ、
実名と顔写真公開の上で行って下さい。

男気あふれるURLができたとご連絡頂けること、
心よりお待ちしております。

あんな、滅茶苦茶な内容の法案をつくる事で出来る事なんて。
戦前の日本の二の舞でしかないと思うのですが? もう一度、法案の全文と国会議員の何の説明にも、なっていない。
倫理の論の字も存在しない中身もない答弁を見て、
聞いて、考えてからそういった話しを、した方が良いかと 。
一日本人として、思います。
隔絶された情報社会に待っているのは、発展の無いあらゆる可能性の死です。
大体、徳川の江戸時代や、第二次世界対戦において。それら情報統制のされた国の末路をこの国は、嫌と言う程。
味わって来ました、この法案は、只の愚行です。

*夏々さん

全く、おっしゃる通りだと思います。
こんなに強引に、無理やり急いでいる様子は、
今まであまり見たことなかったです。
(ひょっとすると、大昔にはあったかもですが)
よほど、隠したい何かがあるのでしょう。

これからようやく、いろんなことに気がついて、
私達が慌てることになるかもしれませんが、
そのどれもみな、良い未来につながる行程だと見ていきましょう

実際に法律が動き出すのは、1年先です。
私達にできることを、しっかりやっていきましょうね。

LOON(白龍)殿
長く貴殿のブログを拝読させて頂きましたが、現世認識に於いて少なからぬ相違があるようですので、これを最後にさせて頂きます。
 
世界中のどこに、情報統制せず、国家機密も保護しない国があるのでしょうか。我が国の他に。
少なくとも戦後世界は多かれ少なかれ情報戦争に晒されてきた時代です。
その中にあって我が国は戦後ずっとスパイ天国であったことは認識していますか?
やっと公務員を対象に国家機密の漏洩を防止すべしとの法律ができようとしている現在、これに猛反対を叫んでいる人達がどんな立場の者であるかご存知ですか? 
省庁役人(国家公務員)には在日帰化人が少なからず紛れ込んでいること知っていますか?
新聞テレビなどマスコミ関係者の中にスパイ行為を働いている輩が少なくないこと、知っていますか?
 
安倍政権が特定秘密保護法の成立を急ぐ理由にはこの現状認識があるからに他なりません。が、この法案の発端はその先にある集団的自衛権行使です。現状のスパイ天国状態では日本を信用できない、と米国から指摘されたからです。これが米国寄りとも思える条文になっている理由です。
 
これまで通り国家機密や防衛機密までダダ漏れのスパイ天国状態を続けるべし、と考えている人こそ無茶苦茶です。将来を憂う日本国民とは申せません。
 
もし時の政府が暴走して国民の言論や表現の自由を制限することがあるとするなら、それは民主党(=社会党)や共産党の様な売国奴集団に政権を与えてしまった時でしょう。このことについて、我々国民は経験したばかりではないですか。
また国民の自由も知る権利も、一定のルールがあってこそではないでしょうか。更に申せば、すべては国家あってこそのことではないでしょうか?
ですから、国家を毀損する機密情報を漏洩した公務員にもマスコミ関係者にも、極刑を課して然るべきと言えるのです。
 
残念ながら現世はこの程度です。このようなことを考えずに済む時代は、もっと先なのでしょう。貴殿なら未来の姿が観える様に思いますが?


*冷静沈着阿鼻叫喚さま:

だからね。
あなたはこれだけ、自分の意見を述べられる。
その意志の強さを、こんな誰も見てないようなところで主張してないで、
もっと世のため人のため、自分を活かすことに全力を注いでゆきなさい。

自分の意見を聞いてもらうには、いろいろ方法はあるけれど、
人の庭(例えばブログ)に、自己紹介もなしにいきなり土足で上がりこみ、
言いたいことを一方的に言うのは、あまりスマートではないね。

それでは、あなたの人間交渉術は磨かれないし、
いつまでたっても、人はあなたの声に耳を傾けないよ。

あなたの知力は、もっと賢く使っていって下さい。
そして、若さを大切にね。
10年、20年、あっという間だからね。

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