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2015年6月 1日 (月)

「天上の虹」完結、里中さんお疲れ様でした!

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2月に里中満智子さんの「天上の虹」を19巻まで読みましたが、3月に最終巻の23巻がいよいよ発売されました。

先月に20巻から23巻までまたお借りし、ようやく今日読み終えましたが、またまた感動で胸がジーンとしています

連載が始まって、はや30年。主人公は持統天皇。天智天皇の娘として大化の改新の年に生まれ、天智天皇の弟の大海人皇子(のちの天武天皇)に10代で嫁ぎます。

若い頃は、幼い恋心が丁寧に描かれています。

子供が生まれ、壬申の乱も乗り越え、時代が安定すると夫には自分以外の妻も増え、彼女達への嫉妬や夫への思い、この先どう生きていったら良いか思い悩む姿は現在を生きる女性と同じ。

作中の世界に、すっかりハマります。

若い世代の登場人物が成長し、恋物語が始まっては終わり、時には道を外れた恋もあり、彼ら彼女らの心情も丁寧に描かれ、読み応えがありました。

夫亡き後の持統天皇は、父と夫のやり残したことを受け継ぎ、政治の世界に生きます。

あらゆる面で最先端だった中国のこと、当時日本に入ってきた事物のあれこれ、仏教の解釈も詳しく描かれ、里中さんが相当勉強されたのがしのばれます

連載から30年が経ち、持統天皇の年齢に里中さんが追いついて、持統天皇の言葉に里中さんの気持ちも込められているのだろうな・・ と思うこともしばしばでした。

最後は、(このページをめくると、持統天皇は亡くなってしまう )のがわかり、しばしページをめくれませんでした。

すごく盛り上がる終わり方でもないし、最後の付記は、ちょっと寂しい事実ですが(私はたまたま他の本で知ってました)。

里中さんや、持統天皇やこの時代を研究してきた多くの方の思いがこもっていると見ました。

今、日中韓の関係が難しくなっていますが、歴史を振り返る1つの見方として、「天上の虹」を全巻読まれるのをお勧めしたいです。

今年の大河ドラマは、安倍さんが自分の故郷を入れて欲しく、NHKに圧力をかけたようですが、視聴率はみなさんご存じの通りです。

「天上の虹」が大河ドラマになったら、新鮮な時代設定で、高視聴率も期待できそうですが。

天皇の登場する物語は映像化するのが難しいようで、残念です。



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