水樹和佳子さんの「イティハーサ」
中古で買った漫画は文庫本で7巻でしたが(単行本で15巻だったもの)、ギッシリ濃い内容にすっかりハマりました。
細かい話を覚えていられず、何度も読み返しつつ、今日丸1日掛かって、なんとか読み終えました・・
トーマさんのメルマガがキッカケで、初めて知ったマンガでした。若い子達の言葉を借りると、かなりヤバかったです
私は知らなかったけど、1986年から連載が始まり、15年くらいかけて完結したそう。
'86年なんて、今から30年近く前だけど、絵がとてもきれいで(顔の表情や感情描写が素晴らしい)、ストーリー展開に引き込まれました。
描かれた時代設定は、今から12000年ほど前。大きな大陸が沈んだ後、縄文時代が始まる前の日本が舞台です。
「人はなぜ神を求めるのか」 これを太い軸に、主人公たちの生い立ちから話は始まります。
目に見える邪悪な神(威神:いしん)の徒党たちに村が襲われ、邪悪な神と対立する神(亜神:あしん)の信奉者と出会い、行動を共にするようになり、SF大河ロマンが進みます。
目に見える神(亜神と威神)を信奉する者達の戦い。目に見えない神を信じる者の生き方。邪悪な方が広がる勢いがあること。
様々な愛の形、喜怒哀楽、嫉妬、仲間うちの恨みつらみ。登場人物たちの名前やその漢字、水樹さんが作っただろう様々な当て字。
・・等々、作り話でも、今を生きる私達とオーバーラップして、感情移入しやすかったかもしれないです。
作者の水樹さんは、すごーーく優しい人なのだろうな。
初めの頃は、とても楽しく描かれてたと思うけど、最後のあたりは描くのがつらかったのが、なんとなく伝わってきました。
最後にあとがきがあり、それを拝読したら、連載の最後あたりで出版社といろいろあったらしいです。
楽しみにしていた最後の最後が、禅問答みたいで。もう少しページを割いて頂けたらと思いましたが、若い女の子向けの雑誌では、これが精一杯の内容だったかも。
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