都会の片隅で
年に数回あるかないかだけど、街中を歩いている時、面識のない人とすれ違う際に、その人の幸せを祈ることがあります。
とても苦労してきただろう人。
その労苦は顔ににじみ出ているけれど、それを誰かのせいにせず、自分一人でなんとかやってきた人。
今、乗り越えている真っ最中の人。
それらは、目に現れることが多い気がします。ギュッと、労苦が凝縮した感じ。
その後、オーラから漏れ出て、こちらに響くように伝わってきます。その様子にハッと気づくと、
(この方をお守り下さる守護霊様。どうかこの方が、幸せでありますように)
と、短い時間ではあるけれど、グッと思いを込め、その方の背中に向けて祈っています。人様の守護霊様など、さっぱり見えないのに。
本人ではなく守護霊様に向かって祈るあたり、祈られる側は全く余計なお世話で、迷惑行為かもしれないけれど。
その人がどんな経験をしてきたか、詳しい内容はわからないけど、その過酷さが響いてくる。
それに比べれば、私の苦労はチリみたいなもの。自分がはるかに恵まれているのが、気恥ずかしく感じることもあります。
おこがましいのは承知の上で、祈らずにいられなくなると、祈っています。誰かに言われたのではなく、私が勝手にやってることです。
******
今日の昼、街中のコーヒーショップで軽食を取っていました。
広い窓に面した席で、会社勤めの人は昼休みの時間、ホッとした表情の人が通り過ぎるのを見ていました。
ふと気がつくと、コーヒーショップから出てきたらしいカップルが目に入りました。
カップルと言っても、年齢は60歳を超えてそう。男性は仕事の制服を着てたけど、その様子から察すると、非正規勤めのようでした。
女性は私服だったけど、女の盛りはとうに過ぎ、歩き方か姿勢のどちらかがおかしく、どこか不調があるみたい。
パッと見た感じは、冴えない感じの2人だったけど。2人の間には、とても温かなものが流れているのを感じました。
お互いをいたわり思い合っている、というのかな。
2人は、夫婦ではないと思いました。
夫婦にしては微妙な距離間があり、女性が男性の身の回りの世話をしている感じがしたから。根拠はないけど、女の勘です。
視界に入るので、なんとなく見てたけれど。
そのうち、女性の優しい笑顔の向こうに、仕事で疲れた男性の背中に、膨大な苦労が感じられて、圧倒されたほど。
んもぅ、どんだけ苦労してきたの?どうして、そんなに・・ いばらのような道を・・
(どうかこの2人が、これから先も、幸せでありますように)
初夏の乾いた風を浴び、ゆっくり歩く2人が視界から離れるのを見ながら、そっと祈りました。
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コメント
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人を思いやる強い思いが湧き出る感覚。
その方のオーラの奥の人生を感じ取る。
LOONさんらしさが開花され始めて素晴らしいですね。ヽ(´▽`)/
人知れず祈りを送る謙虚さ。
未来や過去が見えることより、今の存在に愛を送る。
ああ、私もそんな人になりたいです。o(*^▽^*)o
投稿: はな姉さん | 2016年6月 4日 (土) 21時23分
*はな姉さん
わーーっ、ストーップ
ほめすぎです(^^;)☆
いやー昨日は、偶然目にしたカップルの様子に圧倒され、
それに負けじと祈りを送り、なぜかこれはブログに綴らねばと
思ってしまったんです。
過去も過酷、未来も・・ いやいや
どうか、幸せが続きますようにと。
投稿: LOON | 2016年6月 5日 (日) 00時12分