
先月はものすごい早さで過ぎ、昨日から10月になったのが嘘みたい(^^;)です。
9月の天気は、秋と言うよりは雨季のようでしたね。
それでも、ヒガンバナは秋分の日あたりで咲き始め、キンモクセイの良い香りも漂うようになり、自然界の恵みの正確さに感心&感謝です
。
そういえばヒガンバナって、私が子供だった頃は、不吉な花だと言われてました。見た目がユニークなのもあり、子供の頃はあまり好きではなかったです。
でも今は、ヒガンバナをたくさん植え、街の活性化につなげているところもあるし、いつ頃からだったか、華やかな雰囲気のヒガンバナをきれいだと思うようにもなってました
。
先週は、母の通院付き添いで、隣り町の総合病院に行きました。
11時に予約を取ってあり、早めに病院に行くと、電光掲示板に「予約診療が30分遅れています」と案内がありました。
予約しても30分も遅れるの(*_*;?と驚いていたら、そのうち、1時間遅れに変わりました。
結局、別のドクターに診てもらうことになり、1時間待つことはなかったですが、大きい病院はこういうことがあって、大変ですね。
待っている間は、母親がずっとしゃべってましたが。いつもと同じ話で、ちょっと飽きてきたので(^^;)、病院内のコンビニに行き、本を物色しました。
売られていたのは、おじさん向けの雑誌と料理レシピが充実した雑誌、健康に関連した本に絞られてました。
ふと目に入った文庫本を読んでみたら、意外に面白そうだったので、買いました。
それからまもなく、母の診察が始まったので、帰宅してからじっくり読み始め、昨日読了しました。
小林弘幸さんって、聞き覚えがあるな~?と思っていたら、4年前にも買って読んでました

内容はすっかり忘れてしまったけれど、自律神経について書かれた本でした。
今回買った、「『ゆっくり動く』と人生が変わる」の内容は、アマゾンから拝借すると、
私たちの血管や内蔵の働きをコントロールしている自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類がある。
体を緊張・興奮させる「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」──。
両者のバランスが崩れるとさまざまな不調・病気を招くことが近年明らかになってきているが、ストレスだらけの現代人の多くは「交感神経優位」になっている可能性が極めて高い。
ではどうすれば、副交感神経の働きを高めることができるのか。
自律神経研究の第一人者として知られる著者いわく、その最も手軽で効果的な方法は「日常のさまざまな動作を『ゆっくり』と行うこと」。
歩く、話す、食べるといった日常動作のペースを少し落とすだけで、心と体の「不調」が解消し、常に「健やかな自分」でいられるようになるという。
本書では、その医学的メカニズムと実践&継続のためのコツを徹底解説!
↑まさに、こういう内容でした。
小林さんは自律神経を長く研究され、専門用語が満載の本も書かれているかもしれないですけど。
この本は、車やスポーツの例え話や戦国時代のエピソード、私達もよく使う言い回しを使い、とてもわかりやすかったです。
自律神経とは、ひと言でいうと、内臓器官のすべて、とりわけ血管をコントロールしている神経。
呼吸も自律神経がコントロールしており、私達のライフラインを支えるものだと。
小林さんは「真の健康とは?」と聞かれると、「細胞のすみずみにまで、質の良いきれいな血液を流すこと」と答えているそう。
そのためには、自律神経のバランスを整えることが欠かせないと。
ご自身は若かった頃、超がつくほどせっかちで、部下達を叱る時はいつも、隣りの部屋にも怒声が響くほどだったそう。
あることがキッカケで徐々に変わり、今ではすっかり穏やかな人柄になったようです。
その心身の変化を、自律神経の本で披露するには、初めはなかなか勇気がいったのでは。
若かった頃の激昂エピソードが、今では本当に恥ずかしいと綴られているあたり、お医者さんらしくなく、好感が持てました
。
私は日頃、部屋で仕事をする合間にストレッチ体操をしていますが、まさにそれが、自律神経を整え、血流を良くするのにとても良いことだと書かれていて、嬉しかったです
。
(私がしっかりストレッチ体操をするようになったのは、ここ数年のことだけど。実際に、肩こり、腰痛、目の疲れから来る頭痛は、以前と比べてかなり減りました)
ゆっくり動くことが、どんなふうに体に良い影響を与えるのか。具体的な事例は、なかなか興味深かったです。
まずはゆっくり話すことから始めるのがお勧めで、「ゆっくり」を続けるためのコツあれこれ、「ゆっくり」を続けることで自分も周りも幸せにするエピソードで締められ。
読後は、ほんわか温かい気持ちになりました
。
アマゾンの中古本では、数円から売られてます。女性のみなさんは、健康な方でも、40代以上の方なら一度は読まれると良いと思います。お勧めです。

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