ヒスイの勾玉
私が天然石ビーズでアクセサリーを作るようになったのは1999年、30歳の時でした。
それより前、子供時代を振り返ってみると、石に興味を持つ小さな出来事がいくつかありました。
初めて石を意識したのは、新潟県糸魚川市のヒスイです。
糸魚川のヒスイと言えば、古代日本で勾玉として使われていたことは、ご存知の方も多いと思います。
私が生まれた当時、父親の転勤で糸魚川に1年くらい住んでいました。
その後、かつて糸魚川でお世話になった方達を訪ねて、家族で2回遊びに行ったこともあり、糸魚川のヒスイが家族の会話に出ることがたまにありました。
糸魚川の海岸では、波に洗われたヒスイが見つかること。
猟師さんが沖で漁をしていると、まれに美しいヒスイが上がること(注:もう50年近く前の話です)。
父親が海岸を歩いてた時、きれいなヒスイを見つけて拾ったこと。
あとでそれを宝石屋に持ち込み、加工できるかと聞いたら保証はできないと言われ、結局何もしないで持ち帰った話などです。
子供だった頃、家には「宝石と鉱物図鑑」があり、美しい宝石のページは見飽きることなく、何度もページをめくったけれど。
色が地味な鉱物ページは、いつも読み飛ばしていました(^^;)。
その他、父親が仕事の付き合いで旅行に行くと、大人向きの「めのうネックレス」などをお土産に買ってくれたのが、石との接点でした。
石に関するエピソードは他にもあるのですが、将来、私が石に興味を持つようなレールの上を歩いていたのかな?と、今では不思議な気持ちにもなります。
そういう原体験があり、ヒスイは好きな石ではあるけれど。
主に中国で人気があり、ヒスイ(ジェダイド)のビーズはそれほどお安くなく、やや地味な色なので、教室ではたまに用意するくらいでした。
勾玉に加工された石は、お客さんから希望があれば探しますが。
今まで、これは良いと気に入る勾玉はあまりお目に掛かったことがなく、教室で用意したことはほとんどなかったです。
それが最近、これなら扱っても良いかな?と思った勾玉を見つけました。
ちょこっと(3つだけ)手に入れたので、教室にいらした方は、手に取ってご覧下さいまし
。
縦20ミリ×横13ミリ×厚み7ミリほど、ビルマ産ヒスイです。左端の亀も、ヒスイです。
亀は随分前に手に入れ、ずっと在庫として持っていたけれど、良い機会なので勾玉と一緒に出します。価格は1つ800円、やはりちょっと高めです。
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