佐藤愛子さんの「私の遺言」
お客さんから佐藤愛子さん著の「私の遺言」をお借りし、読みました。ものすご~く面白かったです。
時間を見つけては一気に読みましたが、こういう話が大好物な私が、なぜ今まで読まなかったのか。まさに、痛恨の極みでした。
この文庫本が出たのが、2005年。その3年前に、ハードカバーが出てたのかな。この本が面白そうな噂は、何度か目にしていたはずだけど。
まぁでも、私にはこのタイミングが最良だったのでしょう。本の出会いは、人の出会いと同じ。どこかで誰かが、ベストタイミングを計らっているのです。
アマゾンのページから、内容紹介文を拝借しますが、
北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。
屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。
やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。
浄化のための30年に及ぶ苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。
と、まさにそういう内容でした。
激動の人生の荒波を乗り越え、ようやく落ち着いたところで北海道に別荘を建てたら、ひどいラップ音や物の移動が頻発。
夜は眠れず、体にも激痛が起きるようになり、気丈な佐藤さんも恐れをなしたこと。
ワラにもすがる思いで霊能者を頼っても、相手は強大すぎ、優れた能力者さえも歯が立たない。
やがて、別荘を建てた場所がアイヌの聖地だったことがわかり・・
もっと紹介したいけど、あとは読んでのお楽しみということで。
霊的存在を呼び寄せ、それを審神者する様子を忠実に再現した文章は、あまりお目に掛かれないと思います。個人的には、これが一番、良かったです。
霊能者の一人に、美輪明宏さんも登場。まだ駆け出しだった頃の江原啓之さんも、出てきます。
90年代末から起きるようになった、青少年による猟奇的な殺人事件を、「あれは憑依です」と断言された佐藤さんに、今さらながら拍手を送りたくなりました。
今回、佐藤さんの著書を初めて読んだのだけど。
昭和を感じさせる言葉遣いは読者をその世界にシュッと引き込み、歯切れ良い表現は心地良く、話の展開にすっかり引き込まれました。
事前にお客さんから内容を教わった時、「大作家の方だから、こういう本を世に送り出すことができたと思う」と聞いてましたが、私も同感でした。
先日、若い人の本を読まない率がさらに進んだと、ニュースになってましたね。
この本はかなりユニークだけど、視野を広げることにつながると思うので、若い方に読んで頂けたらと思います。
世知辛い世の中を、泳いでる真っ最中の大人達にも、是非。
死後の世界は、いずれ誰もが行くところ。こういう切り口から垣間見るのも、脳と心に新鮮な刺激になると思います。
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